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「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」というSF小説の中で
情調(ムード)オルガンという設定がある。
これは、テレビのチャンネルを瞬時に切り替える様に
人間の心持ちを切り替える機器とされている。
私にとっての情調オルガンは、音楽だ。
いや、誰しにとっても多かれ少なかれ
そうなのかも知れないけれど。
音楽に感情賦活効果があるのは、
皆さんの体験からもご存知だと思う。
私は自分の中に存在する
活性化したい感情を強く意識して
聴く曲をセレクトする事が多いのだ。
例えば
スマホのプレイリストでよく再生されるうちの1つで
acceleratorと名付けたものがあるのだけど
これは文字通り
心にエンジンをかける為のものを選曲している。
自分のテンションが低い時に聞き続けると
何となく心持ちが上向きになってくる事が多いのだ。
まあ、情調オルガンの様に明確な効果では無いけれども
現実的かつ効果もそれなりにある対処法だと思う。
ところで音楽の効用を意識するといえば
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」を
気分良く読み進める為の
プレイリストを作ってみたのである。
SFで近未来物なので、
テクノ系やエレクトロ系で纏めているのだけど
完全に個人的な趣味でのセレクトだ。
Track ten
ジュアンアトキンス
Suck fest 9001
デッドマウス
Wasting moonlight
シック インディビデュアル
Never
オービダル
Clarity
ゼッド
この5曲を聴きながら読み始めてみると
軽い酩酊状態の様な心持ちで
気分良く読み進める事が出来た。
音楽の持つ精神賦活効果は偉大である。